みなさんこんにちは! 神崎なつめです。
先日は将来設計の正しい手順を説明しました。
しかし、「何を目指してビジネスしていけばいいのか」という根底から躓いている。人もいるのではないでしょうか。
見据えるべき未来が分からなければ、将来設計も難しいですよね。
そこで今回は、ビジネスにおいて最終目標とすべきものについて紹介します。
ファンを作る
ビジネスにおいて目指すべきは、自己の「ファンの獲得」にあるといいます。
代わりの効かない存在となり、自分の商品ではなくてはならない存在になる必要があるということです。
しかし、ファンを獲得するには、自らが何かアクションを起こさなくてはなりません。
それは例えば、SNSやメールマガジンなどを利用して商品の情報を提供することなどが挙げられるでしょう。 あなた自身の情報を提供するのでも構いません。
なぜならば、人は人に付くからです。
こんな経験はありませんか?
知った人のいるお店につい、ふらっとよって癒しなりコミュニケーションなりを求めてしまうことが……。
このように、自己をPRするのも一つの手段となるのです。
また、こうした情報提供において、重要すべき点というのがあります。
それは、いかにして、どのような表現で発信するかです。
情報発信に込められた「メッセージ」が最も重要となるのです。
良いメッセージとは
具体的にどう言ったメッセージがファンの獲得に繋がるのでしょうか。
まずは、メッセージの受け取り手になった場合を想定してみてください。
格段興味もない商品、あるいは全く知らない商品についてだったとしましょう。
長々と書かれた文章を見て、興味を持ちますでしょうか?
むしろ、途中で読むのをやめてしまう人が多いのではないでしょうか。
最悪の場合、マイナスのイメージを与えることだってあり得ますよね。 特にしつこく情報を送りつけられたらうんざりしてしまうと思います。
こうしたことから、簡潔なメッセージでなければ受け手の興味を引けないことが明らかであると思います。
すると、自然と、少ない文章量でどのようにアプローチをしていくと良いか検討していくようになるでしょう。
メッセージを伝える上では、「これだけは知ってほしい」という最低限のことを明らかにすることが重要で、それを十分に把握した上でアプローチしていくことが重要なのです。
現代は、パソコンや携帯さえあれば、誰でも情報発信が可能である便利な時代ですね。
しかしそれゆえに情報は溢れかえっています。
そういった中で受け手の印象を残すには、「心に響く」メッセージであることも重要です。
心に響くメッセージ
次に、心に響くメッセージとは、どういったメッセージであるかを解説していきましょう。
例えば、どこにでもある、既に行き渡った、ありきたりの情報で考えてみましょう。 それを読みたいと思いますでしょうか。
ありきたりなものに主張を乗せただけのものなどは、特別な状況を除いて興味をひかないでしょう。
このように、ありふれた情報では全く心に響きません。
では、どのようなものが心に響くのでしょうか。
それを考えていくには、まずメッセージの意味を理解することから始めなくてはなりません。
例えば、「お金を稼ぐことは家計を支えるために必要なことです。」これはメッセージですか?
違いますね。ただ事実を述べただけです。
では、「家計を支えるためにはお金を稼ぐ……ならとにかく働くしかないじゃありませんか!」これならどうでしょうか。
同じように書かれた一文でも、こちらはメッセージと言えます。 その違いは、主張が込められていることです。
メッセージとは、自身の主張が込められていることが前提条件となるのです。
ただの事実では、メッセージとして評価されませんし、ファンの獲得も不可能です。 また、誰もが知っていることでは心に響きません。
あなたは、「家計を支えるためにはお金を稼ぐ……ならとにかく働くしかないじゃありませんか!」
このメッセージに、「おお。確かにそうだな。」と心を打たれましたか。 そんなことはないでしょう。
つまり、心に響くメッセージというのは、「多くの人が知らない情報」であり、あなたの、これだけは伝えたいという「確固たる主張」が込められているものなのです。
人は、思いもしなかった観点や考え方を指摘されると、関心を集めます。
こうした予想外の方向からのメッセージというのは、人の注目を集め、心に響かせられるでしょう。
ここにフォーカスを置き、どうしたら受け手をあっと思わせられるか、それを考えていくことが重要です。
ありふれた情報を進化させる方法
先ほど、ありふれた情報では心に響かないと言いましたね。
これを価値ある情報に昇華させることも実は可能です。
それは、深く掘り下げていくこと、あるいは体験した人の意見を載せることです。
それによって、受け手が知っている情報以上の情報が上乗せされるというわけです。
例えば先ほど挙げた「お金を稼ぐことは家計を支えるために必要なことです。」という文を例にとってみましょう。
確かにこれだけの情報では何も心には響きませんね。
しかし、「どのようにすれば家計が潤うか」を深く掘り下げたらどうでしょうか。
今まさに当ブログの読者が見ている情報になるのです。
ここまで読んでいるということは、少なくとも「関心のある情報」だったわけですよね。
こうして掘り下げることで、ただの事実とは違った視点が補われていくのです。
あなたの視点で書かれたメッセージというのは、本来受け手にとって想像もしない視点であることがあります。
それが受け手にとって新しい発見となることがあります。 また興味につながることがあります。
これは誰にでも経験があるのではないでしょうか。
SNSやメールマガジンなどに限らず、本を読んでいてもハッとすることはありますよね。
このように、主張というのは非常に重要な働きがなされています。
適切なメッセージの内容
しかし、残念ながら、ただ注目を集めるメッセージであることがビジネスに繋がるというわけではありません。
なぜなら、商売である以上、受け手にとって必要なものではなくてはならないからです。
あなたは、一風変わったメッセージを発信する会社の商品をわざわざ買いに足を運びますか。 なかなかないですよね。
それがあなたを知ってもらうための戦略であり、やり方がMCなどのように、人対人であれば話は別かもしれません。
しかし、今回はメッセージとについて、SNSやメールマガジンなどIT(無機物)を媒介に発信することを前提に話していきました。
無機物を介すると、人と人のつながりにクッションが入ってしまい、うまくアプローチできません。
最低限は「心に響くメッセージ」あるいは「受け手に必要なメッセージ」のどちらかを満たしていればビジネスとして成り立つでしょうが、より上級のビジネスを目指すのであれば、両方の条件をクリアする必要があります。
可能であれば、両方の条件をクリアするようなメッセージを考えるべきでしょう。
まとめ
ビジネスに最終目標は、ファンを獲得することにあります。
そのためには、人に認識してもらう必要があり、その手段として情報発信することが有効です。
しかし、情報というのは、ただ発信すれば良いというわけではなく、相手の興味を引くもの、「心に響くメッセージ」でなくてはなりません。
また、商売である以上、受け手にとって「必要となる」メッセージである事も大切です。
ビジネスをする上では、どちらかの条件をクリアすれば成立するでしょうが、上を目指すのなら、両方の条件をクリアしている方が良いでしょう。
このことを踏まえて、今後発信する情報一つ一つを大切にしていってください。
また、これらを踏まえて、この先どのような道に進んでいきたいか想像してください。
それが、将来設計や今すべきことにつながると思います。
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