【考察】売れるタイトルの付け方…夏目漱石と村上春樹での比較調査

みなさんこんにちは! 神崎なつめです。

ブロガーやライターをやっている方は、結構、タイトル記事で迷うのではないでしょうか? 

『小説家になろう』なんかでは、めちゃくちゃ長いタイトルがつけられていますよね。

掲載媒体や客層によっても、タイトルの特徴が変わってきそうです。

ということで、今回は、現代作家の代表として「村上春樹」のタイトル付けをベースに、古典的な近代作家の代表として「夏目漱石」の書籍のタイトルを全て集積して比較してみました。

タイトルでの客引きに迷っている人の参考になれば幸いです。



品詞分解から違いを見る

まず、タイトルを全てエクセルに打ち込んで、品詞分解してみました。

最終的なデータはどこかへ吹っ飛びましたが、こんな感じでちまちまと書き込んでいます。

作業を始めた当時、夏目漱石の作品は102作、村上春樹の作品は91作でした。

母数は揃っていませんが、だいたい同じくらいであるということでお許しください。

これを品詞分解したものが、以下の結果です。

これを見ると、夏目漱石の方が名詞を多く使っていることがわかりますね。

村上春樹は、夏目漱石よりも動詞を使っていそうです。

また、夏目漱石ではみられなかった形容詞や形容動詞が用いられていますね。

いずれも圧倒的な名詞率なので、タイトルで内容をはっきりさせるためにも、名詞は重要そうです。

SEOキーワードを意識した名詞を埋め込んだタイトル付けを行うと良さそうですね。

ちなみに、ジャンル別に分けても使う品詞が変わってきます

村上春樹ではこんな感じです。

対談とか、母数が少ないものもあるので、ご参考までに。

自分の発信するジャンルで人気のある記事を分析して見ると、面白いかもしれませんね。



文節、字数の違いから見る

神崎は編集部で、字数が32字くらいを超えると、『タイトル…』のように、全文が見られなくなるから気をつけるように言われています。

でも、最大字数と読みやすい字数って違いますよね。

ということで、夏目漱石と村上春樹を比較してみました。

結果はこちら。

小説だから…というのはありそうですが、結構、字数はスマートですね。

神崎が『Twitter』を見ている限りだと、編集の方や作家の方ほど、「タイトルはスマートにするべき」という意見を主張しているように感じます。

また、具体的な数値を出していないので、正確なことは言えませんが、現代の方がタイトルの字数が増えている印象はありますね。

今回も、夏目漱石よりは、現代作家の村上春樹の方がタイトルの字数は長かったです。

しかし、文節は夏目漱石の方が長いのが面白いところですね。

これも、村上春樹の作品をジャンルごとに分けて見てみました。それがこちら。

やっぱり、インターネット本の方が、タイトルが長めですね。

タイトルだけで、読者に手に取ってもらう必要があるからでしょうか。

逆に、絵本は字数の割に文節が短くなっています。

これは、子どもの発達を考えてでしょうね。

小さい子どもが理解できる文節の限界は2文節だと言われています。

子ども向けメディアを運用している人は、発達段階に合わせてタイトル付けを行うと良いかもしれませんね。

まとめ

タイトル付けに迷ったら、人気作品から、上記のような観点で情報分析を行うのも手だと思います。

客層やジャンルによっても違うので、自分の客層やジャンルに絞って分析を行うと、より精度の高い結果を得られそうです。

タイトルは、クリックしてもらうための第一歩なので、しっかり研究を行なっていきたいところです。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です