みなさんこんにちは! 神崎なつめです。
インターネットって、とにかく情報が蔓延してるので、間違ったものもたくさんありますよね。
特に、趣味で書いているブログや収益を目的としたサイトは、専門家が書いていないことが多いので、専門家から見たら「なんだそれは! 正気か」っていう内容のものも多いみたいです。
特に、美容関係では、よく耳にしますね……。
溢れた情報をどのように選別して行くと良いのでしょうか。
ある程度、間違った情報を鵜呑みにしないための方法を紹介します。
1つの情報で判断しない
当たり前と言えば当たり前ですが、1つの情報で判断してしまうと、それが間違っているものか客観視することができません。
しかし、多くの人がそれをしてしまっている事実があります。
例えば『Twitter』……。リツイートするのに、いちいち情報を確認する人は少ないですよね。
アフィリエイト広告をぶら下げるために行われている「パクツイ」も、コメ欄を見れば情報を提示してくれている人が多いにも関わらず、多くの人はそこまで見ずに情報を拡散してしまっています。
また、熊本地震でのライオンの逃亡ツイートはどうでしょう。
「熊本の人を助けなきゃ」と多くの人がツイートを拡散してしまいましたが、実際はデマでした。
画像が荒く、1枚の写真だけが出回っていたことから、よく考えれば嘘であることはわかったはずです。
街中でライオンが出歩いてたら、他の人もツイートしたはずですからね。
この事例では、動物園側が一件一件電話に対応しなくてはならない大事件に発展したため、ツイート主が逮捕されるまでに至りました。
これだけ話題になったにも関わらず、悲しいことに同じようなことがこの後も起きています。
1つの情報を鵜呑みにしないのはもちろんのこと、気軽なSNSだからと言って、拡散=情報の再発信をしないように注意したいですね。
情報提供者の意図に乗せられていないか
神崎はブログは別として、仕事の方では、あたかも事実かのような主観を載せないようにしています。
例えば、「男性は理性的、女性は感性的」というのは有名な話ですが、「です」と確定してしまうと、「それ以外の人はいないと思っている」というような主観情報を載せてしまいますよね。
これだと、「え……違うんだけど」という当事者が現れたり、「全人類そうなんだ」と思い込んでしまう人が出てしまうので、「の傾向にあります」「が多いです」と言った言葉を用いるようにしています。
あるいは、主観を書く必要がある場合には、主観だとわかるように「なのでしょうね」「かもしれませんね」「と考えます」などと書くようにしています。
しかし、プロのライターでも難しいと言われているほど、事実をはっきりさせるのは困難です。
どうしても、「こういう思いはしないでほしい」「これを伝えたい」という、記者としての意志が文章に現れてしまいますからね。
読み手も、記者の思惑に乗せられないよう、「事実なのか、主観なのか」選別して行く必要があるでしょう。
しかし、思惑に乗せられないようにするには、実はこれだけでは足りません。
「読み手の印象」で書かれていないか、よく読み解いてください。
特に、ゴシップ雑誌などに多いと思われますが、一例として「男はコソコソと浮気相手と思われる女とともに、建物の中へ消えて行きました」という一文を提示してみましょう。
いかにも怪しいし、「うわ……浮気現場だ」と思ってしまいますよね。
しかし、「コソコソと」入って行ったかどうかなんて、実は本人しかわかりません。
記者がそう見えただけですからね。
では、印象と主観の情報を消して見ましょう。
「男は女とともに、建物の中に消えて行きました」
となります。この建物って、どんな建物なんでしょうね。もしかしたら、セミナーセンターかもしれませんよね。
もしかしたら、記者は「浮気現場」としてスクープしたいと思っているけれど、男の方は、普通に仕事の打ち合わせで親しい女性と落ち合って、建物に入っただけかもしれませんね。
こんな感じで、時としてニュースは人を誘導していることがあります。
事実がなんなのか見極められるといいですね。
いくつかの角度から見てみる
誘導されないために、いくつかの角度から見てみるのも大事です。
例えば、意図的に情報を切り取ったニュースってありますよね。
夫がDVなので「女は、他の男に昔からあっていた」
女は離婚を考えていたので「妊娠した子のために、慰謝料などを旦那からいかに取ろうか考えていた」
しかし、非常に愛想のいい男だったので「周りの人は、いい旦那だったと話している」
「女は」今は変わったけれど「昔から浮気性だった」のもあり、世間は女の方を批判した。
そんな相談に乗ってもらっているうちに、相談相手の男性を好きになり、「離婚後は彼と付き合った」
「その慰謝料などで彼と結婚して幸せな家庭を築いている」
しかし、「この男性と生活するために、元夫は利用されたのだろう」と、世間は噂している。
こんなストーリーがあったとしましょう。
この一文を読んだ時に、女性に同情する人が多いのではないでしょうか。
しかし、話を切り取って「」内を読んでみるとどうでしょう。
とんでもない女のエピソードが出来上がりますよね。
こんな感じで、何に焦点を当てるのかによっても、話は全然違って見えてきます。
意図的に読み手に、「とんでもない女」と思わせるために、事実が切り取られていると、事実を誤解することもあるのです。
だから、この女性は本当に「とんでもない女」だったのか? と疑ってみることも重要ですね。
まとめ
情報って、一見正しいようでも、思わぬところで誤解を生んだり、書き手の意図に惑わされたりしてしまいますよね。
ライターとして気をつけて行きたいところです。
皆さんも、ブログの情報精査をする際には、意識をしてみるといいかもしれませんね。
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